RITAPONTE 新宿区のリハビリ専門デイサービス リタポンテ

高校野球の大のファン!

N様 男性 80歳

Nさんは、高校野球の大のファンで、必ず夏の甲子園を見に行っていました。

しかし、脊柱管狭窄症を煩ってしまい、それが原因で、甲子園にも行けなくなり、さらにいえば、どんどんと体が弱っていき、歩くのも苦労するようになっていました。リハビリをして、できるだけ身の回りのことを自分でやりたい、何より「甲子園をもう一度みたい」いということで、私どものデイサービスにやってきてリハビリを受けるようになりました。

スタスタと歩けるようにはならないのですが、可能な限り身体能力を上げ、最終的には甲子園にまた見に行くことができたのです。本人もうれしそうでしたが、何よりも本人の思いを成し遂げることができたことに対して笑顔で話す家族の姿に、こちらも胸をあつくしたものです。もし、脊柱管狭窄症にかかった段階で、「脊柱管狭窄症なんだから、無理をさせない方がいい」と、家にじっと閉じこもる介護を選択したのなら、甲子園をまた見るという素敵な思い出を得ることなく、最悪寝たきりになっていた可能性もありました。このように介護の支援の仕方で、人生の最期は大きく変わってきます。介護に対してマイナスイメージを抱いたまま、むやみやたらに避けるのではなく、人生のフィナーレなのですから、家族も含め、介護の支援について前向きに情報を得て、向き合ってほしいのです。