親の老いと向き合うには?悲しみ・不安を乗り越え前向きに支える方法
親の老いを感じたとき、胸の奥がぎゅっと痛むような不安や寂しさを覚える方は多いものです。
「いつまでも元気でいてほしい」と願っていても、ふとした瞬間に見える物忘れや体力の衰えは、現実として向き合わざるを得ません。頭では「誰にでも訪れること」と理解していても、心が追いつかず、戸惑いや悲しみを抱えるのは自然な反応です。
そしてこの「親の老い」は、親を心配する気持ちだけでなく、自分自身の未来や家族のあり方を考えるきっかけにもなります。
本記事では、親の老いを受け入れられない理由や、その不安に振り回されず前向きに向き合うための考え方を丁寧に整理します。
さらに、親がこれからも自分らしく暮らすために役立つサポートや、機能訓練・リハビリの重要性もわかりやすくご紹介します。
「どう支えればいいのかわからない」という方にとって、心が少し軽くなるヒントとなれば幸いです。
取締役/理学療法士上村 理絵
日本から寝たきり(寝かせきり)を無くすことを使命とする
家族がいつまでも元気で自立した生活を送れるよう日常生活に必要な身体機能のリハビリに特化したディサービスを運営しています。
ご覧いただきました弊社のホームページにご案内した通り、寝たきり率が世界で最も高い日本ではリハビリを受けられない難民とも言うべき高齢者が年々増加し喫緊の社会保障制度の課題だと考えております。
そこで、この社会問題に一緒に取り組んでくれる志のあるリハトレーナーの募集を行っております。利用者・ご家族があきらめていた事を可能に変える為に…。 ぜひ、あなたからのご応募をお待ちしています!
1.親の老いを怖い・受け入れられないと感じる理由
親の変化を目の当たりにすると、私たちは「いつか訪れる別れ」や「自分自身の老い」を強く意識し、心が揺れやすくなります。
ここでは、親の老いを受け入れられないと感じる理由を解説します。
1-1.親がいなくなる不安や自分の老いへの恐怖
親の老いを目の当たりにすると、私たちは「いつか訪れる別れ」を強く意識し、深い不安を抱きやすくなります。幼い頃から心の奥にあった「親がいなくなったらどうしよう」という思いが刺激され、心の支えを失う恐怖に直面するためです。
また、老いた親の姿は自分自身の将来を映す鏡でもあります。
親の変化を見ることで「自分もいずれこうなるのか」という恐れが生まれ、現実を受け止めることがさらに難しくなることがあります。
1-2.理想の親像とのギャップ
親の老いを受け入れにくい背景には、「親はいつまでも元気でいてほしい」という強い理想が根づいていることがあります。
頼りになった父や優しかった母の姿を心に抱き続けているほど、現在の弱った姿との落差が大きく感じられ、現実を認めることが辛くなるためです。
私たちは親を特別で全能の存在として見てしまいがちですが、そのイメージに固執すると老いの変化を受け止めきれず、苦しさが増してしまいます。
理想像から一歩離れ、今の親を等身大で見つめ直すことが、心の負担を軽くする第一歩となります。
1-3.変化への戸惑いとイライラ
親の老いには記憶力・判断力の低下や頑固さの増加など、これまでと違う変化が表れやすく、子どもはそのギャップに戸惑いを覚えます。
同じ話を何度も繰り返したり物忘れが増えたりすると、ついイライラしてしまい、「どう接したらいいのか」と気持ちが乱れることもあるものです。
さらに、視力や聴力の衰えによって会話がかみ合わなかったり、動作がゆっくりになって思い通りに進まなかったりする場面も増えます。
こうした変化を十分に理解できないまま向き合うと、親子双方にストレスが積み重なり、必要以上に感情がすれ違ってしまいがちです。
関連記事:親の介護ストレスでイライラが限界!ストレスチェックから見える状態と対策法
1-4.親自身のプライドと本音
親もまた、自分の老いを受け入れきれず、できないことが増えていく現実に強い葛藤を抱えています。
当たり前にできていたことが難しくなるショックは、実は子ども以上に親本人が深く味わっているものです。
そのため、心配をかけまいと強がったり、指摘に対して傷ついたり反発したりすることがあります。
例えば、物忘れを指摘されて「最近ボケてきたんじゃないの?」と言われれば、プライドが傷つき、必要以上に怒りや悲しみがこみ上げることもあります。
また、「自分のことは自分が一番わかっている」「まだ大したことはない」と老いを認めたくない気持ちから、子どもの助言を拒むケースも少なくありません。
こうした親の本音やプライドを理解せず、頭ごなしに心配や提案をぶつけてしまうと、かえって親子の溝が深まってしまうことがあります。
なお、リタポンテの公式LINEでは、親の老いへの不安や自分と親の双方にとって重要な介護のポイント、自立的な生活を送るためにおすすめのセルフリハなどについて発信しています。
興味のある方は、ぜひ下記ボタンより、友達追加をお願い致します。
2.親の老いと向き合うポイント
親の変化に戸惑いや不安を感じる時こそ、感情だけで判断せず、親の気持ちや状況を丁寧に理解しようとする姿勢が大切です。
ここでは、親子双方が無理なく前向きに関われるための具体的な向き合い方を整理します。
- 親の人生や価値観に耳を傾ける
- 心身の変化を踏まえて冷静に話す
- 「してあげたい」より「自分がしたいからする」
- 子も自分の生活を大切にする
- 今できる親孝行と今後の備えを話し合う
- 介護や支援サービスを積極的に活用する
2-1. 親の人生や価値観に耳を傾ける
親の老いに向き合う際は、まずその人がどのような人生を歩み、何を大切に生きてきたのかを知る姿勢が欠かせません。
高齢の親にとっては、退職や子どもの独立、友人の死といった喪失体験が重なり、心に大きな穴が空きやすいため、話をじっくり聞くことが大きな支えになります。
親の老いを嘆くのではなく、積み重ねてきた経験に敬意を払い、寄り添う気持ちで耳を傾けることが大切です。
その過程で、親が老いをどう受け止めているのか、何に不安を抱えているのかといった本音にも自然と気づけるようになります。
2-2.心身の変化を踏まえて冷静に話す
親が頑固になったり怒りっぽく見えたりするのは、脳や身体の機能低下によって思うように判断や調整ができなくなっている場合があります。
そのため、「どうして分かってくれないの」と感情的にぶつかってしまうと逆効果になりやすく、提案したいときこそ一呼吸おいて冷静に伝えることが大切です。
例えば、健康面が心配な場面でも「また甘いもの食べて!」と叱るのではなく、「薄味でも美味しく感じられる工夫をしてみようか」と前向きな提案に変えると、親の心にも届きやすくなります。
イライラを感じたときは深呼吸し、「親も思い通りにいかず辛い気持ちを抱えているのだ」と思い出すことで、優しい姿勢を取り戻しやすくなります。
2-3.「してあげたい」より「自分がしたいからする」
親のためを思って世話を焼いても、かえって「放っておいて」と反発されてしまうことは少なくありません。だからこそ、「親のためにしてあげる」ではなく、「自分がそうしたいからする」と捉え直すことが大切です。
重い荷物を片付けたり、好きなお茶を買い置きしたりすることも、「後で後悔したくないから自分のために行う」と考えると、親に何か言われても気持ちが揺れにくくなります。
この視点を持つことで、モヤモヤを抱えず、より優しい気持ちで親と向き合えるようになります。
2-4.子も自分の生活を大切にする
親が心配だからといって何もかも干渉しすぎると、親の自尊心を傷つけたり、子ども側が疲れ果ててしまうことがあります。
離れて暮らしていても、電話やメール、オンライン通話など、できる範囲でコミュニケーションを増やすだけでも十分です。直接会う機会が多くなくても、「いつも気にかけているよ」という繋がりを感じられることで、親は大きな安心感を得られます。
2-5.今できる親孝行と今後の備えを話し合う
親が元気なうちに、これからの暮らしや希望について話し合うことは、親子双方にとって大切な備えになります。
「残りの人生をどう過ごしたいか」「介護が必要になったらどうしたいか」「子どもに望むことはあるか」といった思いを共有しておくことで、お互いに安心して将来を見据えられます。
最初は話題にしにくいかもしれませんが、「もしものときどうする?」ではなく、「これからどんな生活を送りたい?」と前向きな切り口で始めると話しやすいです。「ずっと自宅で暮らしたい?」「安全な施設も選択肢に入れる?」など、親の意向を尊重しながら一緒に考えてみることが大切です。
また、兄弟姉妹がいる場合は事前に方針や役割分担をすり合わせておくと、家族全員で無理なく親を支えられる体制が整います。
関連記事:親を施設に入れた後悔や罪悪感・葛藤との向き合い方は?今からできる新しい選択
2-6.介護や支援サービスを積極的に活用する
親の老いが進むにつれ、介護や見守りが必要になる場面は必ず訪れます。そのとき、子どもだけで抱え込む必要はありません。
地域の相談窓口である地域包括支援センターや各種介護サービスを早めに利用することで、親子双方の負担を大幅に軽減できます。
例えば、デイサービス(通所介護)は、身体機能の維持だけでなく、外出や人との交流を通じて生活の張り合いをつくる効果があります。専門家に支えてもらうことは決して甘えではなく、親にとっても第三者と触れ合う貴重な機会のひとつです。
なお、自治体が実施する「総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業)」では、要支援の方やその手前の高齢者を対象に、運動機能向上の教室や買い物・掃除のサポートなど、日常生活を支える幅広いサービスが提供されています。
利用することで、要介護認定の前段階から介護保険を活用し、介護予防サービスを受けられます。こうした制度を上手に活用し、無理のない支援体制を整えていくことが、親子が安心して暮らすための大切な一歩です。
関連記事:親が要介護になったら?|寝たきりを防ぐために家族が今すぐできること
関連記事:総合事業とは?仕組みを対象事業者がわかりやすく解説
3.親の老いを遠ざけるには機能訓練が重要
親の老いを見て悲しくなる大きな理由のひとつは、自立して動ける力が少しずつ失われてしまうことです。
しかし、筋力や身体機能を維持するための機能訓練を習慣にできれば、親は自分の力で日々を生き生きと過ごせるようになり、その姿は子どもにとっても大きな励みになります。
立ち上がる力が衰えると外出の機会が減り、さらには寝たきりに近づく可能性もあります。
だからこそ、「老いを遠ざけたい」と感じたタイミングでこそ、運動やリハビリなどの機能訓練を日常に取り入れることが大切です。
4.リハビリ専門デイサービス『リタポンテ』で親をサポートしよう
親がこれからも自分らしく暮らすためには、専門家のサポートを受けながら適切な機能訓練を続ける環境が欠かせません。
リタポンテは「リハビリを専門としたデイサービス」として、運動機能の維持・向上を支え、親が自信を取り戻しながら日常生活を送れるよう丁寧にサポートします。
4-1.リハビリ特化型デイサービスとは?
リハビリ特化型デイサービスは、運動機能の維持・向上を目的に、専門職による個別トレーニングや機能訓練を集中的に行う介護サービスです。
一般的なデイサービスよりも、効能訓練の時間や内容が充実しており、「歩く力を取り戻したい」「転倒を予防したい」といった具体的な目標に合わせた支援が受けられる点が特徴です。
理学療法士などのリハビリ専門職が姿勢や歩行を評価し、一人ひとりの状態に合った運動メニューを作成するため、無理なく継続でき、身体の変化を実感しやすいのもメリットです。
また、短時間型の施設も多く、体力に不安がある高齢者でも通いやすい環境が整っています。
4-2.リタポンテのサービス特徴
リタポンテは、理学療法士による専門的な評価をもとに機能訓練を受けられるリハビリ専門のデイサービスです。
「寝たきりをなくし、介護のない未来をつくる」という理念を掲げ、筋力・バランス・歩行など日常生活を支える基礎機能を徹底的に鍛え、親がこれからも自立的に、そして親らしく暮らし続けられる身体づくりをサポートしています。
専門職が姿勢や歩行、筋力の状態を丁寧に評価し、その結果に基づいた個別プログラムを作成。
利用者一人ひとりに合った運動を1時間以上しっかり行うことで、無理なく効果を実感しやすく、生活動作の改善にも直結するのが特徴です。
また、立ち上がりや歩行、転倒予防などの日常生活に欠かせない動作改善にも重点的にアプローチし、「自分の力で動ける期間を一日でも長く延ばす」ことを目標にしています。
リハビリの場でありながら、明るく前向きになれる雰囲気づくりにも力を入れており、心と体の両面から利用者を支えます。
さらに、家族の不安や相談にも寄り添いながら、親子の負担を軽減し、安心して暮らせる体制づくりをサポート。専門的な機能訓練を通じて、親が自分らしく生きられる毎日を守ることがリタポンテの大きな役割です。
なお、リタポンテの介護思想や寝たきりを防ぐための具体的な方法などは、公式LINEでも配信しているので、ぜひお友達追加して、介護に役立つ情報を確認してください。
5.親の老いや介護についてはリタポンテにご相談ください
親の老いに向き合うと、不安や迷いが生まれるのは自然なことです。
「何から始めればいいのか」「どこに頼れば良いのか」と悩むときこそ、専門家に相談することで負担が大きく軽くなります。
リタポンテでは、リハビリや介護の不安、生活面での心配ごとまで幅広く相談でき、親子が安心して日々を過ごせるよう丁寧にサポートしています。
親のこれからの暮らしに不安を感じたら、まずは一度お問い合わせいただき、気軽にご相談ください。