要介護4でデイサービスは使える?回数や料金を解説
「要介護4」と聞くと、多くの方が「もう外出は難しいのでは」「寝たきりに近いのでは」といったイメージを持つかもしれません。
たしかに、日常生活の多くに介助が必要な状態であることは事実です。
しかし実際には、約4割の要介護4の方が、デイサービスを活用して外に出る機会を得ているのをご存知でしょうか?
「日中だけでも誰かに見てもらいたい」「少しでも身体を動かしたい」「家族の負担を減らしたい」
そんな想いをきっかけに、日帰り型のデイサービスを選ぶ方が増えています。
この記事では、要介護4の方がデイサービスを利用できる回数や費用を詳しく紹介しています。
また、リハビリ特化型デイサービスを利用して要介護度が軽減されたケースも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

取締役/理学療法士上村 理絵
日本から寝たきり(寝かせきり)を無くすことを使命とする
家族がいつまでも元気で自立した生活を送れるよう日常生活に必要な身体機能のリハビリに特化したディサービスを運営しています。
ご覧いただきました弊社のホームページにご案内した通り、寝たきり率が世界で最も高い日本ではリハビリを受けられない難民とも言うべき高齢者が年々増加し喫緊の社会保障制度の課題だと考えております。
そこで、この社会問題に一緒に取り組んでくれる志のあるリハトレーナーの募集を行っております。利用者・ご家族があきらめていた事を可能に変える為に…。 ぜひ、あなたからのご応募をお待ちしています!
1.要介護4の方の約4割がデイサービスを利用できる
結論として、要介護4の方でもデイサービスの利用は十分に可能です。
実際、「令和4年国民生活基礎調査」によれば、介護サービスを利用している要介護4の方のうち、約40%がデイサービスを利用しています。
要介護4は日常的な介助が必要な状態ですが、それでも多くの方がデイサービスを利用している背景には、外出の機会を持ちたい、社会とのつながりを維持したいというニーズがあると考えられます。
また、弊社にご相談いただいた中には、「施設に入るのは抵抗がある」「泊まりのサービスには馴染めない」といった理由から、日帰りで通えるデイサービスを選ばれる方もいらっしゃいます。
要介護5と比べると意思疎通が可能な方も多いため、本人の意向を尊重しながら、デイサービスを活用するケースは少なくありません。
2.要介護4でデイサービスが使える回数は?
要介護4の方でも、デイサービスは毎日利用することが可能です。
介護保険の仕組み上、回数に明確な制限はないため、週5回〜6回の利用をされている方も少なくありません。
実際に、88歳でアルツハイマー型認知症をお持ちの女性の例では、週6日・日中型のデイサービスを利用し、平日は一部お泊まりサービスを活用するなど、ほぼ毎日通う生活スタイルを送られています。
ご家族が日中仕事をしている中でも、デイサービスの活用により在宅介護と仕事の両立を実現できるのです。
また、毎日通うことでスタッフが体調の小さな変化にも気づきやすく、早期対応につながるメリットもあります。
ただし、介護保険には1か月あたりの支給限度額があるため、利用回数が増えると自己負担が発生する可能性があります。限度額を超えた分については全額自己負担となるため、利用回数と費用のバランスには注意が必要です。
要介護4の支給限度額は30,938単位(=約30万9,380円)ですが、地域によっては地域加算により1単位あたりの単価が10円を超えることもあります。そのため、具体的な費用については事前にケアマネジャーに相談することをおすすめします。
3.要介護4の場合にデイサービスにかかる費用は?
デイサービスの費用は、「要介護度」「施設の規模」「利用時間」「地域加算」「オプション加算」などの要素によって変動します。
ここでは、要介護4の方が利用する場合の費用について、施設規模と利用時間をもとに解説します。
ご紹介する費用に、地域加算や各種オプション加算が加わることで、最終的な自己負担額が決まるイメージです。
また、食事代やおむつ代などはこれらとは別に自己負担となるため、あらかじめ把握しておくことが大切です。
3-1.通常規模型通所介護費の料金表
要介護4の方が通うことの多い「通常規模型」の通所介護施設は、月あたりの延べ利用者数が301人以上750人以下の中規模なデイサービスです。
大規模型ほど大きくはありませんが、必要な設備や人員体制がしっかり整っており、日常的に介助が必要な要介護4の方でも安心して利用できる環境が整っています。
個別ケアにも対応しやすく、無理のない範囲でレクリエーションや機能訓練にも参加できるため、体力や認知機能に不安がある方でも無理なく通うことができます。
また、入浴や排泄などの身体介助にも対応しているため、自宅での介護に不安があるご家族にとっても心強い存在です。
以下では、要介護4の方が通常規模型デイサービスを利用した場合の費用(自己負担1割)についてご紹介します。
■通常規模型通所介護費(要介護4・自己負担1割)
サービス提供時間帯 | 単位数(基本) | 自己負担額(1割) |
---|---|---|
3時間以上4時間未満 | 533単位 | 533円 |
4時間以上5時間未満 | 560単位 | 560円 |
5時間以上6時間未満 | 880単位 | 880円 |
6時間以上7時間未満 | 901単位 | 901円 |
7時間以上8時間未満 | 1,023単位 | 1,023円 |
8時間以上9時間未満 | 1,041単位 | 1,041円 |
※地域加算・処遇改善加算・各種加算は含まず、基本サービス費のみを記載しています。
※単位数 × 単価(10円)で算出しています。
例えば、要介護4の方が週5回(月22回)、1回8時間で通常規模型のデイサービスを利用した場合、基本サービスの自己負担額は以下の通りです。
1,041円 × 22回 ≒ 22,902円(自己負担額1割)
3-2.大規模型通所介護費の料金表
要介護4の方が利用するケースも多い「大規模型」の通所介護施設は、月あたりの延べ利用者数が751人以上の中~大規模なデイサービス事業所です。
施設の規模が大きいため、充実した設備や多彩なレクリエーションプログラムが整備されており、身体機能の維持・改善を目指したい要介護4の方にも適した環境です。
また、看護師や介護職員など多職種による連携体制が確保されているケースもあり、排泄・入浴など日常生活動作への対応力が高く、介護度が高い方でも安心して利用できます。
利用者数が多い分、他の利用者と自然に会話や交流が生まれる機会も多く、社会的な孤立感の軽減や認知機能の刺激にもつながる点は大きなメリットです。
ただし、小規模施設に比べて個別対応がやや難しくなるケースもあるため、重視したいサービス内容に応じて選ぶことが大切です。
以下では、要介護4の方が利用した場合の大規模型通所介護費(自己負担1割)を、「大規模型(Ⅰ):利用者数751名〜900名以内」と「大規模型(Ⅱ):利用者数901名以上」に分けてご紹介します。
いずれも【基本サービス費のみ】・【地域加算なし】・【1割負担】で記載しています。
■大規模型(Ⅰ):利用者数 751名〜900名以内
サービス提供時間帯 | 単位数(基本) | 自己負担額(1割) |
---|---|---|
3時間以上4時間未満 | 513単位 | 513円 |
4時間以上5時間未満 | 541単位 | 541円 |
5時間以上6時間未満 | 840単位 | 840円 |
6時間以上7時間未満 | 871単位 | 871円 |
7時間以上8時間未満 | 980単位 | 980円 |
8時間以上9時間未満 | 1,007単位 | 1,007円 |
■大規模型(Ⅱ):利用者数 901名以上
サービス提供時間帯 | 単位数(基本) | 自己負担額(1割) |
---|---|---|
3時間以上4時間未満 | 495単位 | 495円 |
4時間以上5時間未満 | 521単位 | 521円 |
5時間以上6時間未満 | 812単位 | 812円 |
6時間以上7時間未満 | 839単位 | 839円 |
7時間以上8時間未満 | 946単位 | 946円 |
8時間以上9時間未満 | 970単位 | 970円 |
要介護4の方が週に5回(月22回)、1回8時間で大規模型のデイサービスを利用した場合、基本サービスの自己負担額は以下の通りです。
■大規模型(Ⅰ)の場合
1,007円 × 22回 ≒ 22,154円(自己負担額1割)
■大規模型(Ⅱ)の場合
970円 × 22回 ≒ 21,340円(自己負担額1割)
3-3.地域密着型通所介護費の料金表
地域密着型通所介護は、定員18人以下の小規模なデイサービスで、地域とのつながりを大切にしながら、個別性の高い支援を提供するサービスです。
利用できるのは、原則としてご本人が住んでいる市町村内の事業所に限られます。
要介護4の方は、入浴・排泄・食事・移動など日常のあらゆる場面で介助が必要になることが多いため、大規模な施設では「スタッフに気づいてもらえないのでは」「自分のペースに合わせてもらえないのでは」といった不安を感じるケースもあります。
その点、地域密着型の施設は少人数制で、職員が利用者一人ひとりの状態や生活リズムを把握しやすく、より丁寧な対応が期待できるため、要介護4の方にとって安心して利用しやすい環境です。
また、スタッフとの距離が近く、家庭的な雰囲気の中でゆったりと過ごせる環境は、心身のストレス軽減にもつながりやすく、個別の機能訓練や丁寧な身体介助を希望する方にも適しています。
ご家族にとっても、顔なじみの職員が継続的に見守ってくれることで、安心して日中を任せられるという声が多く寄せられています。
以下では、要介護4の方が地域密着型デイサービスを利用した場合の費用(自己負担1割)についてご紹介します。
■地域密着型通所介護費(要介護4・自己負担1割)
サービス提供時間帯 | 単位数(基本) | 自己負担額(1割) |
---|---|---|
3時間以上4時間未満 | 600単位 | 600円 |
4時間以上5時間未満 | 629単位 | 629円 |
5時間以上6時間未満 | 1,013単位 | 1,013円 |
6時間以上7時間未満 | 1,049単位 | 1,049円 |
7時間以上8時間未満 | 1,172単位 | 1,172円 |
8時間以上9時間未満 | 1,220単位 | 1,220円 |
要介護4の方が週に5回(月22回)、1回8時間で地域密着型のデイサービスを利用した場合、基本サービスの自己負担額は以下の通りです。
1,220円 × 22回 ≒ 26,840円
4.要介護4からデイサービスを利用して回復できる?
要介護4の状態からでも、デイサービスを通じて身体機能の回復が見込めるケースがあります。
とくに「リハビリ特化型デイサービス」を継続的に利用することで、筋力や関節可動域が改善し、生活の質が向上したという事例も少なくありません。
例えば、ある高齢の女性は、急なめまいや吐き気で緊急入院したことをきっかけに、入院生活を経て要介護4と認定されました。
しかし、その後リハビリ特化型デイサービスで機能改善訓練を継続した結果、再び庭に出てガーデニングを楽しめるほどに回復されています。
なお、弊社が支援したケースの中には、要介護5というより重い状態から回復された方もいらっしゃいます。
下記では、その一例をご紹介します。
「もう、これ以上、良くなることはないのかもしれない──」そんな不安とともに、ひとりの女性がリタポンテの扉を開きました。川島さん(仮名・50代)。
脊髄小脳変性症という難病を患い、日常生活のほとんどに介助が必要な状態でした。要介護5の認定も受けており、多くの施設でリハビリを断られていたそうです。
椅子に座れない。コップも持てない。言葉も届かない。それでも、彼女とご家族にはひとつだけ、切実な願いがありました。「もう一度、家族で食卓を囲みたい」──ただ、それだけでした。
私たちは、川島さんの想いに応えるために、理学療法士や介護職からなる専門チームを立ち上げました。日々の様子やわずかな身体の反応も見逃さぬよう、全スタッフで情報を共有しながら、生活機能の回復をめざすリハビリプログラムを組み立てていきました。
リハビリの第一歩は、「座る」こと。しかし、マットに腰を下ろすたびに、川島さんの身体は大きく揺れ、何度も倒れてしまいます。そのたびにスタッフは隣に付き添い、声をかけ、姿勢を整え、ほんの数秒でも“座れている感覚”を一緒に確認しました。
無理をさせない。でも、あきらめない。
私たちはその姿勢を大切に、地道な訓練を重ねていきました。
次第に、川島さんの身体は少しずつ応えてくれるようになりました。数週間後には、安定して座れる時間が延び、機能訓練機器も使用できるほどに回復。そこからは、「座る」「立つ」「歩く」、そして「食べる」ための動作訓練へと段階を進めていきました。
スタッフは毎回、川島さんの小さな変化を見逃さず、励まし続けました。ご家族もまた、ご自宅での声かけや姿勢維持に協力してくださり、まさにチームで取り組んだリハビリでした。
そしてある日、ご主人が静かにこう話されました。
「最近、食事がとりやすくなったんです」
それは、家族の願いだった“もう一度、食卓を囲む時間”が、形になった瞬間でした。
それから2年。川島さんは再び歩くことはできなくなり、静かに旅立たれました。
ですが、その日々は決して失われたものではありません。最期まで寝たきりにはならず、自分の身体で食べ、座り、家族と会話しながら過ごせた時間が、何よりも尊いものでした。
今も、ご主人の言葉が心に残っています。「もう無理だと思っていたけれど、一緒に食事ができて、本当に良かった。あの時間は、私たちにとって何にも代えがたい宝物でした。」
このようにリタポンテを通じて、難病を抱える方が機能改善を実現しているケースも見られます。
要介護4だからと諦めるようなことはせず、リハビリ特化型デイサービスの利用も検討してみましょう。
5.リハビリ特化型デイサービスならリタポンテ型
要介護4の状態であっても、適切なリハビリを継続することでより長く自立的な生活を送れます。
ここでは、リハビリ専門のデイサービスであるリタポンテの特徴や利用者の体験談を紹介します。
5-1.リタポンテの特徴
リタポンテは、「日本から寝たきりの人をなくし、介護が必要ない未来をつくる」という強い想いのもと、ただの通所介護にとどまらない、本質的なリハビリ支援を提供しています。
日本は長寿国である一方で、高齢者の寝たきり率は世界でも最も高く、わずか数日間の入院や“寝かせきり”で歩けなくなってしまう現実があります。リタポンテは、そうした“突然の寝たきり”を防ぐために、科学的根拠に基づいたアプローチを徹底しています。
理学療法士や言語聴覚士、看護師だけでなく、足病医や痛みの専門医など、専門性の高い医師とも連携。3ヶ月ごとの体力測定や口腔機能チェックを通じて、現在の身体状態と生活課題を客観的に評価し、オーダーメイドで改善プログラムを提案しています。
私たちが目指しているのは、「できるADL(生活動作)」ではなく、「しているADL」。つまり、訓練でできるようになったことが、実際の生活で“当たり前にできている”状態をつくることです。
「歩けるようになった」だけでは終わらせません。「歩いて買い物に行けた」「自分でトイレに行けた」――その実感こそが、本当の意味での自立であり、生活の質(QOL)の向上につながります。
そして、リタポンテのリハビリは、ご家族にとっても大きな支えになります。日々の介護の中で、「つい手を出してしまう」「どう接すれば自立につながるのかわからない」と悩まれることも多いはずです。リタポンテでは、そんなご家族の戸惑いや不安にも寄り添い、一緒に“見守る力”を育てていきます。
「歳だからしかたない」とあきらめていたことが、「できるかも」に変わる瞬間。その積み重ねが、高齢者ご本人の自信となり、ご家族にとっては未来への希望になります。
リタポンテは、ご本人の「もう一度、自分の力で生きていきたい」という想いと、ご家族の「少しでも安心して見守りたい」という願いの、どちらにも応えるリハビリ専門のパートナーであり、高齢者がいつまでも「役割を持って活躍し続ける」社会を目指し、プロダクティブエイジングを推進しています。
自宅で、自分らしく暮らし続けるために。人生の可能性を信じて、もう一度チャレンジしてみませんか。
5-2.リタポンテを利用した人や家族の体験談
リタポンテでは、要介護2の認定を受けた方も、リハビリデイサービスを通じて、日常生活の楽しさを取り戻しています。
今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市にお住まいの長谷川さんご家族の体験です。
コロナによる長期入院を経て退院されたお父様は、歩くこともままならず、ご家族も不安な日々を過ごしていました。そんな中、リタポンテにご相談いただき、週2回のリハビリを開始。最初はほんの数歩進むだけでも大変でしたが、スタッフが明るく寄り添いながら、一歩一歩着実にサポートしました。
リハビリに取り組むうちに、「今日は歩けた!」「疲れずに座っていられた!」と、少しずつできることが増え、ご本人もリタポンテへ通うのを楽しみにしてくださるように。半年後には、杖なしで歩行できるまでに回復され、ご家族からも「家の中が明るくなりました」とのお言葉をいただきました。

リタポンテでは、ご本人の体力や気持ちに合わせたリハビリを提供し、小さな成功体験を積み重ねることで自信と笑顔を引き出していきます。