夫が要介護になったら?|寝たきりを防ぐために家族が今すぐできること
ある日突然、「要介護」の現実が、夫に訪れたとしたら…。
仕事に、家事に、子育てに追われながらも、いつも支え合ってきた夫婦のかたちが、介護をきっかけに一変する。
「夫のためにできることは何か」「このまま寝たきりになってしまったら…」
そうした不安が胸に押し寄せ、出口の見えない介護生活に心が折れそうになることもあるでしょう。
けれど、本当に必要なのは“がんばり続けること”ではありません。
重要なのは、正しい情報と適切な支援に早くたどり着くことです。
また、夫の未来を「介護される人」で終わらせない、身体と心の“回復の選択肢”を知ることも重要です。
本記事では、夫が要介護状態になったときに家族として本当に知っておくべきことを、リハビリ専門デイサービス「リタポンテ」の知見をもとにお伝えしていきます。
介護の負担を少しでも軽くし、夫婦としての暮らしをこれからも続けていくために、ぜひ最後までお読みください。

取締役/理学療法士上村 理絵
日本から寝たきり(寝かせきり)を無くすことを使命とする
家族がいつまでも元気で自立した生活を送れるよう日常生活に必要な身体機能のリハビリに特化したディサービスを運営しています。
ご覧いただきました弊社のホームページにご案内した通り、寝たきり率が世界で最も高い日本ではリハビリを受けられない難民とも言うべき高齢者が年々増加し喫緊の社会保障制度の課題だと考えております。
そこで、この社会問題に一緒に取り組んでくれる志のあるリハトレーナーの募集を行っております。利用者・ご家族があきらめていた事を可能に変える為に…。 ぜひ、あなたからのご応募をお待ちしています!
1.夫が要介護になったら最初に知っておきたいこと
まず夫が要介護になった際に最初に知っておくべきことを解説します。
1-1.要介護認定とは?どこに相談すればいい?
夫に介護支援が必要と感じたら、まずは「要介護認定」の申請が必要です。
要介護認定とは、国の介護保険制度に基づき、市区町村が「どの程度の支援が必要か」を判断するための仕組みです。
認定を受けることで、訪問介護や通所リハビリ、福祉用具のレンタルなど、さまざまな介護サービスの利用に介護保険が適用されるようになります。
申請先、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口です。多くの場合、「高齢者福祉課」や「介護保険課」といった名称になっており、電話や窓口で相談できます。
近くにある「地域包括支援センター」も相談窓口として機能しており、申請に関する説明や支援を無料で受けられます。
1-2.介護保険で受けられるサポート内容
介護保険制度を活用すれば、在宅や入所先での暮らしを支える多様なサービスを受けることができ、介護の負担を大きく軽減できます。
介護保険では、要介護認定を受けた方を対象に、「訪問系サービス」「通所系サービス」「短期入所」「福祉用具や住宅改修」といったカテゴリごとに、さまざまな支援メニューが用意されています。
これらを上手に組み合わせることで、家庭の事情や本人の状態に応じた柔軟なケアが可能です。
以下は、主なサービスの一覧です。
サービス区分 | サービス名 | 内容概要 |
---|---|---|
訪問系サービス | 訪問介護 | 食事・入浴・排泄などの「身体介護」や、掃除・調理などの「生活援助」を自宅で受けられる。 |
訪問入浴介護 | 専用の入浴車で自宅を訪問し、居室で入浴支援を行う。 | |
訪問リハビリ | 理学療法士などが訪問し、身体機能の維持・回復のためのリハビリを行う。 | |
訪問看護 | 看護師などが訪問し、医療的ケア(点滴、床ずれ処置など)や健康管理を行う。 | |
居宅療養管理指導 | 医師・薬剤師・栄養士などが訪問し、療養生活に関する指導・助言を行う。 | |
通所系サービス | 通所介護(デイサービス) | 施設に通って入浴・食事・レクリエーション・軽度の機能訓練などを受けられる。 |
通所リハビリテーション(デイケア) | 医師やリハビリ専門職による本格的な機能訓練を受けながら日中を過ごせる。 | |
短期入所系サービス | 短期入所生活介護(ショートステイ) | 介護施設等に短期入所し、日常生活支援や機能訓練を受けられる。 |
短期入所療養介護 | 医療体制のある施設に入所し、療養・介護を受けられる。 | |
在宅支援系 | 福祉用具貸与・住宅改修 | 介護ベッドや手すりの設置など、在宅生活を支える環境整備の支援を受けられる。 |
例えば、日中にデイサービスを利用することで、妻が安心して仕事に出かけられるようになります。また、訪問介護や訪問看護などを組み合わせれば、夫ができるだけ自宅で自立的に暮らす環境を整えることも可能です。
さらに、介護疲れを感じたときには、一時的に短期入所を活用して介護の手を休めるといった使い方もできます。
介護保険制度を上手に活用することで、家族が介護のすべてを背負い込むことなく、プロの手を借りながら継続可能な介護環境をつくれます。
夫の介護が始まったとき、「全部自分でやらなければ」と思い詰める必要はありません。今ある制度を理解し、賢く活用することが、夫婦にとっても家族にとっても大切な選択肢になります。
1-3.夫の要介護によって受けられる金銭的支援
夫が要介護になったとき、家計への影響は避けられません。
実際、公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、介護にかかる費用の平均は「月8万~10万円程度」とされています。介護には施設利用時の食費やおむつ代・住宅改修など、サービス費用以外のさまざまな出費が重なるためです。
介護に対する金銭的な負担に対しては、国や自治体が用意している補助制度や助成制度を活用することが重要です。以下に、代表的な支援制度をまとめました。
支援制度名 | 概要 |
---|---|
介護休業給付金 | 家族が介護のために仕事を休む場合、休業中の賃金の一部(最大67%)が支給される。 |
居宅介護住宅改修費 | 手すりの取り付けや段差の解消など、住宅改修に必要な費用が支給(上限20万円・7~9割補助)。 |
家族介護慰労金 | 在宅介護を一定期間続けた家族に対し、自治体から支給される慰労金(支給条件は自治体によって異なる)。 |
高額介護サービス費 | 利用した介護サービスの自己負担額が一定の上限を超えた場合、その超過分が払い戻される。 |
高額医療・高額介護合算療養費 | 医療費と介護費を合算し、年間の上限額を超えた分が払い戻される。 |
医療費控除 | 一定額以上の医療費・介護費を支払った場合、確定申告により所得税の控除が受けられる。 |
障がい者控除 | 要件を満たす高齢者・障がい者を扶養している場合、所得税の障害者控除を適用できる。 |
おむつの支給・助成 | 要介護者に対して、紙おむつ代の助成や支給を行う自治体もある(所得制限や医師の証明が必要な場合あり)。 |
福祉用具購入費制度 | ポータブルトイレや歩行器など、必要な福祉用具の購入費が支給される(上限10万円・9〜7割補助)。 |
介護において、申請することで受けられる支援は多岐にわたりますが、逆に言えば「申請しなければ一切適用されない」という側面もあります。制度ごとに申請先が異なり、手続きに時間がかかることもあるため、情報収集と事前準備は欠かせません。
なお、下記の記事では介護にかかるお金や利用できる補助金などを詳しく解説しています。
関連記事:要介護認定でお金はいくらかかる?もらえるお金は?自己負担・支援制度まで解説!
2.夫の介護で不幸にならないためのポイント
夫をはじめ家族の介護には責任を負いたいと考える人は多いです。
しかし、現実問題として、介護によって不幸を感じてしまうケースもあります。
「もう嫌だ」「介護なんてやりたくない」という思いだけでなく、「もう夫がいなければいいのに」という気持ちにまで追い込まれることもあるのが実情です。
ここでは、夫の介護で不幸にならないためのポイントを解説します。
2-1.支援をとことん利用する
夫が要介護になったとき、まず意識したいのは「使える支援は遠慮なく、徹底的に使う」という姿勢です。介護保険サービスや各種助成制度は、困ったときにこそ活用すべき「権利」であり、遠慮する必要はありません。
そもそも、日本の介護保険制度は40歳以上のすべての人が保険料を支払う仕組みになっており、サービスを使うことは保険料を納めてきた人の当然の権利です。要介護認定を受ければ、訪問介護やデイサービス、福祉用具の貸与(レンタル)など、本人や家族の負担を軽減する多くのサービスが利用可能になります。
また、介護保険とは別に、自治体独自の支援が用意されているケースもあります。具体的には、「粗大ごみの戸別回収」を高齢者世帯に対して無料または割引で行っていたり、「ポータブルトイレのニオイが気になった場合、空気清浄機の配布」、「認知症が進み、火の元が心配な世帯にはIHクッキングヒータの補助」、地域の公共交通機関の運賃を大幅に割引する制度があったりします。
ただし、これらの制度は、こちらから「申請する」ことが前提です。窓口で申し出なければ、知っている人だけが得をし、知らない人は何の支援も受けられないというのが現実です。
申請し忘れなどを防ぐためにも、制度は調べてとことん使うという意識を大切にしましょう。
2-2.夫の身体機能を低下させないことを第一に考える
夫の介護が始まったとき、最も意識すべきなのは「身体機能をできるだけ低下させないこと」です。これを怠ると、介護は一気に重くなり、家庭全体が疲弊してしまいます。
実際によくあるのが、要介護認定を受けた直後に介護ベッドを導入したり、家中をバリアフリー化したりするようなケースです。一見、これらの対応は親切でやさしい配慮に思えますが、実は夫本人の「動く機会」を奪い、筋力を低下させる原因になりかねません。
例えば、これまで自分で布団から起き上がっていた人が電動ベッドに寝るようになると、腹筋や腕の力を使うことがなくなります。トイレに行くにも介助されるのが当たり前になれば、歩く・立つといった基本的な動作のチャンスも減っていきます。
こうして「動かなくなる」ことが、要介護度を引き上げ、寝たきりに向かわせる最大の要因となるのです。結果的に、家族の介護負担はどんどん増し、「自立を支えるはずの介護」が「依存を深める介護」に変わってしまいます。
身体機能は、意識して動かし続けることで維持されます。夫が「できることを、できるだけ長く続けられるようにする」ことが、結果的に家族全員を守ることにつながるのです。
2-3.情報収集を他人任せにしない
夫の介護を後悔のないものにするためには、「情報収集を他人任せにしない」姿勢が欠かせません。とくに、ケアマネージャーや医師の言うことをすべて鵜呑みにしてしまうのは、要注意です。
医師は病気を「診て処方すること」が仕事ですが、その多くは「病気だけ」を診て治療を行う対処療法が散見されます。一方で、「この病状によって何に困っているのか、何が妨げられているのか」「今ある機能をどう維持するか」「どのようにすれば元の生活に近づけるか」といった、リハビリや介護に必要な知識については、必ずしも詳しいとは限りません。
ケアマネージャーも同様です。利用者とご家族にとって最適なプランを提案する立場にありますが、医師と同様に、リバビリの知見に乏しいため、実際には医師の指示をそのまま反映せざるをえず、本人の回復可能性を十分に見極めずに「安静第一」の方針を取りがちです。
これは、「ゼロリスクであること」を最優先する医療の慣習とも深く関係しています。
例えば、夫がまだ自力で起き上がれる、歩ける状態であっても、「転倒リスクがあるから」と電動ベッドの導入を強く勧められることがあります。しかし、前述のとおり、こうした「便利すぎる環境」は、本人の機能低下を早め、かえって介護負担を増やす要因になりかねません。
だからこそ、誰かの判断にすべてを委ねるのではなく、自分自身でも情報を集め、判断材料を持つことが非常に重要です。家族として何を優先すべきかを見極める力が、将来的な「寝たきり」や「介護の負担増へのスパイラル」の回避につながります。
3.夫の介護が不安ならリハビリが欠かせない理由
夫の介護に不安を感じている場合は、リハビリによる機能維持や機能改善が欠かせません。ここでは、夫の介護にリハビリが欠かせない理由を解説します。
3-1.筋肉の衰退が寝たきりに向かわせる
夫の介護に不安を感じているなら、何よりも「筋肉を衰えさせないこと」が最優先です。筋力が落ちると、たとえ大きな病気をしていなくても、あっという間に「寝たきり」へと向かってしまいます。
高齢者は、若いころと違って日常生活の中で自然と筋肉が維持されるわけではありません。階段を避け、移動距離が減り、家事や外出の頻度が少なくなるだけで、筋肉量は目に見えて落ちていきます。
そして一度落ちた筋力は、放っておいても元には戻りません。年齢とともに再生速度も落ちるため、動かなければ衰える一方なのです。
例えば、軽い転倒での骨折をきっかけに「安静」を続けた結果、そのまま歩けなくなってしまったという話は少なくありません。骨は回復しても、筋肉が戻らなければ立ち上がることもできず、結果的に車いす生活、さらには寝たきりへと移行してしまうのです。
このような連鎖を防ぐには、「できるだけ長く、体を動かし続ける」ことが何より重要です。
歩く、座る、立つといった当たり前の動作を日常の中に取り入れるだけでなく、リハビリを通じて機能改善していくことが、介護度の進行を防ぎ、自立した生活を続けるための土台になります。
3-2.夫の自信の喪失が要介護度を高める
夫が要介護になったとき、筋肉だけでなく「自信の喪失」もまた、要介護度を悪化させる大きな要因になります。
体が動かなくなるから自信を失うのではなく、「自信を失うこと」で体を動かさなくなり、その結果として介護度が上がってしまうのです。
よくあるのが、「もう歳(とし)なんだから」「どうせ動けないし」「動かすと痛いし」と本人があきらめてしまい、自発的に動こうとしなくなるケースです。家族も「痛いというから」「無理をさせてはいけない」と気を使い、日常のあらゆる動作を代わってあげるようになります。
すると、夫自身が「自分は介助される側の人間」と思い込んでしまい、ほんの少しの動作でさえも「自分にはできない」と感じるようになるのです。
一方で、適切なリハビリや日常的な運動を通じて「できること」が少しでも増えると、夫の表情や言葉に変化が現れます。「自分で起き上がれた」「今日は一人で靴を履けた」「コンビニまで行けた」といった小さな成功体験が自信を生み、それが「次もやってみよう」という前向きな気持ちにつながっていくのです。
この前向きな意欲は、身体機能の維持だけでなく、要介護度の進行を防ぐ力にもなります。場合によっては、要介護2から要支援1といったように、介護度が軽くなることもあります。
介護というと、どうしても「支える側・支えられる側」という分断で捉えてしまいがちです。しかし、夫の「できる力」を引き出し、自信を取り戻してもらうことも、家族にできる立派な支援です。
リハビリを通じて小さな「できた」を積み重ねていくことで、夫の人生も、家族の介護生活も大きく変わっていきます。
3-3.認知機能の維持にも運動が効果的
夫が要介護状態になったとしても、「体を動かすこと」は認知機能を守るうえで非常に重要です。運動不足が身体だけでなく、心や脳にも悪影響を及ぼすことは、数々の研究でも明らかになっています。
認知症というと、脳の病気として捉えがちですが、実際には「社会との接点が減る」「自分で考えて行動する機会がなくなる」といった環境要因が大きく影響しています。例えば、ベッドの上で何もせずに過ごす時間が増えると、脳も刺激を受ける機会を失い、記憶力や判断力が少しずつ低下していきます。
一方で、日常的な運動や軽いリハビリを通じて、「自分で体を動かす」「目的を持って行動する」習慣を持ち続けることは、脳にとって強い刺激となり、認知機能維持に効果的です。
事実、歩行やストレッチ、筋力トレーニングを継続している高齢者は、そうでない人に比べて認知症の発症率が低いことがわかっています。
「どうせもう年だから」「動くのは危ないから」と体を動かすことを避けてしまうと、身体だけでなく認知症の進行リスクが増大します。脳機能を維持して自立した生活を続けるためにも、できるだけ長く「体を動かし、考えて、関わる」環境を用意することが、非常に大切です。
4.「すぐに施設」は早い!リハビリデイサービスを利用しよう
夫が要介護になったとき、「もう自宅では無理だ」「早めに施設に入れたほうが安心」と考えるご家族は少なくありません。実際、「夫が要介護になったら施設に入れるしかないと思っていた」という声は非常に多く寄せられます。
家族としては、何かあってからでは遅い、プロに任せたほうが安心だという思いがあるのは当然です。しかし、すべての要介護者が施設に入らなければならないわけではありません。
むしろ、適切な在宅サービスと機能訓練を組み合わせることで、現在の状態を維持したり、改善に導けたりするケースも少なくないのです。
とくに「寝たきり予備軍」と呼ばれる方ほど、実は「動き続ける環境」が必要です。長時間ベッドで安静にしている生活は、筋力・認知機能・生活意欲の低下を招きます。それを防ぐには、本人が動くきっかけを日常に組み込むことが不可欠です。
そこで注目したいのが「リハビリ専門のデイサービス」です。リハビリ専門のデイサービスは、従来型のデイサービスとは異なり、「介護」ではなく「機能回復・維持」を目的に設計された施設です。
国家資格を持つ理学療法士が個別のプログラムを提供しており、夫は自宅での生活を維持しながら、週数回の通所で着実なリハビリに取り組めます。通常のデイサービスとは違い、機能改善に取り組めるため、寝たきり予防や要介護度の進行を食い止めるのに役立ちます。
弊社リタポンテも世の中から寝たきりをなくすことを目的に設立された、リハビリ専門のデイサービスです。
家族の寝たきりを予防したい場合は、ぜひご相談ください。
なお、リハビリ専門デイサービスの実情については、次の記事でも解説しています。
関連記事:リハビリ特化型デイサービスとは?料金や訓練内容など詳しく解説
5.リハビリデイサービスはデイサービス嫌いな男性にもおすすめ
リハビリデイサービスは、通常のデイサービスが嫌いな男性にもおすすめのサービスです。
一般的に男性の利用者は、通常のデイサービスを嫌がる傾向が強いです。一般的なデイサービスは女性利用者が中心で、話題も料理・家事・家族の話など主婦的な内容になりがちなためです。
現在の70代〜80代の男性には、「家庭内で主導権を握ってきた」「女性の輪に入りにくい」といった価値観を持つ方も多くいます。無理矢理、女性たちの輪に入れられたり、横並びで対応されたりすることで自尊心が傷つき、「あんな所には行きたくない」と拒絶されてしまうケースもあるのです。
さらに、塗り絵や折り紙、歌に合わせた体操など、幼児向けを思わせるプログラムや職員の馴れ馴れしい言葉遣いが苦痛だと感じる男性も少なくありません。男性に介護サービスを前向きに受けて貰うためには、「ただの時間つぶし」ではなく、「自分のためになる」という目的を持って通えることが重要です。
その点リハビリデイサービスは、筋力トレーニングを行うジムのように、目的意識を持って利用できる施設と言えます。手遊びなどを行うデイサービスよりも利用する意味がはっきりしているため、男性でも抵抗が少ないでしょう。
6.リハビリによって自立的な生活を取り戻した事例
ここからは実際にリタポンテのリハビリによって自立的な生活を取り戻した事例を紹介します。
6-1.歩行困難の70代男性が野球観戦できるまで改善した例
リタポンテを利用されているある70代の男性は、脊柱管狭窄症を患い、日常生活の移動も困難な状態にありました。数分歩くだけで足にしびれが出て、外出はもちろん、趣味だった高校野球の観戦も諦めかけていたといいます。
しかし、この男性には「もう一度、甲子園で高校野球を観たい」という明確な目標がありました。リタポンテでは、この目標をリハビリの軸に据え、段階的に機能訓練を開始。
ご本人もその目標に向けて前向きに取り組み、ご家族も移動のサポートや日常生活での練習に協力してくださいました。
その結果、リハビリを開始して数か月後には、休憩を挟みながらの外出が可能になり、ついには念願の甲子園での観戦を実現できました。「また来年も行きたいから、リハビリは続けたい」と、今ではその思いが次の目標へとつながっています。
できることが増えると、自信が戻り、生活全体が前向きに変わっていきます。これは単なる身体の改善にとどまらず、人生そのものの質を高める力でもあります。
リハビリとは、ただ「動けるようになる」ためのものではありません。その延長線上にある「やりたいことをもう一度叶える」ための第一歩でもあるのです。
6-2.難病でも家族との食事や自分で排泄ができるまで改善した例
リタポンテをご利用いただいた方の中には難病による寝たきり状態が一時的に改善し、家族との食事や自分での排泄ができるようになった方もいます。
50代の女性は、進行性の難病「脊髄小脳変性症」を患い、次第に日常動作が困難になっていきました。通い始めた当初は、自分でコップを持つことも難しく、座っているだけで身体が傾いてしまう状態。転倒リスクが高いため、他の多くの施設ではリハビリを断られていたといいます。
しかし、ご本人とご家族には一つの切実な願いがありました。
「もし叶うなら、家族と一緒に食卓を囲んで食事がしたい。」
その想いに応えるため、リタポンテでは状態を慎重に見極めたうえで、転倒リスクを最小限に抑えながら、段階的なリハビリをスタート。ご家族も自宅で「できるだけ自分の力で身体を起こす」ことを習慣づけ、毎日根気よく支えてこられました。
最初は座位でも左右にフラついて保持が厳しかったこの女性も、適切なリハビリ訓練とご家族のと努力の積み重ねにより、しだいに自力で食事がとれるまでに回復。そして最終的には、物につかまりながらも自分の足でトイレに行けるまでに改善しました。
ご主人は「リハビリに通うようになってから、食事がとても楽になった」と喜ばれ、何よりも、再び家族で同じ食卓を囲めた時間は、ご本人にとっても、ご家族にとってもかけがえのないものになりました。
その後、病気の進行により残念ながら他界されましたが、最後まで寝たきりにはならず、「自分らしい生活」を続けることができたのです。ご家族からはいつもベットの上で食事をしていましたが「最後に一緒に食卓を囲んで食事ができたことが本当によかった」と深い感謝の言葉をいただいています。
リハビリは、奇跡を起こすものではありません。しかし、「できること」を少しでも増やし、「やりたいこと」に近づく力を持っています。その歩みが、ご本人にも、ご家族にも、確かな希望をもたらすのです。
7.夫の介護で利用すべきリハビリデイサービスの選び方
夫の介護を少しでも楽にし、夫自身も個人の尊厳を持って生活するには、リハビリ専門のデイサービスを活用するのがおすすめです。
しかし、リハビリ専門を謳いつつも実際に効果的なリハビリを提供している施設は少ないのが実情です。
ここでは夫の介護で利用すべき、リハビリデイサービスの選び方を解説します。
7-1.1回1時間以上の機能訓練が受けられる
夫の介護において、本気でリハビリによる改善を目指すのであれば、「しっかりと時間をかけて機能訓練を行っている施設」を選ぶことが非常に重要です。
リハビリという言葉を掲げていても、実際にはわずか10分程度のストレッチしか行われていない施設も少なくありません。
高齢者の筋力や身体機能は、一朝一夕に回復するものではなく、少し身体を動かした程度では、機能維持どころか、筋力低下を食い止めることすら難しいのが現実です。とくに寝たきりや介護度の進行を防ぐためには、「1回につき1時間以上の質の高い機能訓練」が必要だとされています。
例えば、理学療法士に評価された計画のもとで、立ち上がり動作、歩行練習、バランストレーニング、筋力強化といった複数のメニューに取り組むことで、ようやく「日常生活に変化が現れるレベル」の効果が期待できます。
本気で夫の身体機能を維持・改善したいと考えるのであれば、「リハビリの時間」と「内容の濃さ」にこだわった施設選びが何よりも大切です。
7-2.PT(理学療法士)など専門職と連携している
リハビリデイサービスを選ぶ際は、理学療法士(PT)などの専門職が関わっている施設を選ぶことが重要です。専門的な知識と技術を持つプロが関与するかどうかで、リハビリの質は大きく変わります。
一般的なデイサービスでは、介護職員が体操を見守る程度で「リハビリ」と称している場合も少なくありません。しかし、高齢者の身体は「腰痛・膝痛などの整形疾患」「既往歴や麻痺(まひ)等」など、一人ひとり病状が異なり、適切な負荷・回数・姿勢・動作指導がなければ、かえって逆効果になることすらあります。
専門職でなければ見抜けない小さな身体のクセやリスクを見極め、適切にアプローチできるのは、リハビリ医療専門職である理学療法士だからこそです。
理想は、理学療法士が常駐している施設を選ぶことです。
常に利用者の状態を把握し、細やかな変化に応じてリハビリの内容を調整できるため、継続的かつ的確な支援が可能になります。ただし、常駐が難しい場合でも、外部の専門職としっかり連携している施設であれば一定の質は担保されるでしょう。
なお、リタポンテでは理学療法士が常駐しており、個別の機能訓練計画の作成から実施・評価まで一貫して対応しています。「ただ通うだけ」のリハビリではなく、「成果につながるリハビリ」を実現しているので、ぜひご利用ください。
8.寝たきりを防ぐために妻ができるサポートとは
夫が介護になったあとに寝たきりを防ぐためには、家族のサポートも欠かせません。ここでは、寝たきりを防ぐために妻ができるサポートを解説します。
8-1.家族が“やってあげすぎる”と逆効果になることも
夫の介護をするうえで、つい手を出しすぎてしまうことは多くのご家族が陥りやすい落とし穴です。
しかし、自分でできることまで家族が先回りしてやってしまうと、かえって夫の身体機能を低下させてしまう可能性があります。
例えば、次のような「小さな介助の積み重ね」が、夫の“動くチャンス”を奪っていきます。
- コップを手渡そうとしたとき、夫が自分で手を伸ばそうとしているにも関わらず、すぐに差し出してしまう
- 立ち上がろうとした瞬間に、転ばせないようにと手を引いてしまう
もちろん、転倒やケガのリスクがある場面では支援が必要です。ただ、そのリスクを恐れるあまり、すべてを家族が担ってしまえば、夫の筋力やバランス能力は使われることなく衰えていきます。
さらに、「自分でやらなくても家族がやってくれる」という状態が続くと、やがて“動かないことが当たり前”になってしまうのです。
8-2.”できない”ではなく”できるまで待つ”ことが一番重要
夫が何かをしようとしているとき、「できないから手伝わなきゃ」とすぐに動いてしまうのは、介護する側として自然な反応です。
しかし、本当に大切なのは、“できない”と決めつける前に、“できるまで待つ”という姿勢です。
高齢になると、ひとつの動作にかかる時間はどうしても長くなります。ボタンをかける、椅子から立ち上がる、靴を履くといった、若い頃なら数秒で済んだことも、今は1分、2分とかかるかもしれません。
それでも、自分で考え、自分の力でやり遂げたという経験は、本人の自尊心と意欲を支える大切な土台になります。
逆に、「どうせ無理だろう」「時間がもったいない」「やってしまった方が早い」と先に手を出してしまうと、夫は「自分にはできない」と思い込むようになり、挑戦する意欲そのものが失われていきます。こうして“できるまでの時間”が奪われた結果、本当に“できない人”になってしまうこともあるのです。
「待つ」という行為は、ただ時間をかけることではなく、夫の人生を尊重することでもあります。焦らず、あきらめず、できる力を信じることが、介護生活を前向きにする大切な姿勢です。
8-3.高齢者にとって家事や日常動作は「無意識のリハビリ」
夫の身体機能を維持するうえで、日常の中にある“ちょっとした動き”をおろそかにしてはいけません。
高齢者にとって、家事や身の回りの動作そのものが、実はとても効果的な「無意識のリハビリ」になっているのです。
例えば、洗濯物を干す、テーブルを拭く、湯呑を戸棚にしまうなどの動作には、腕の上げ下げや指先の動き、重心移動、バランス保持といった身体機能が自然と使われています。さらに、何をどこにしまうか、どう順番をつけるかといった“考える力”も同時に使われているため、認知機能にも良いです。
逆に、これらの日常動作を「もう危ないから」と家族がすべて引き受けてしまうと、夫の体は急速に動かなくなっていきます。本人はただ座ってテレビを見ているだけになり、「動かなくてもいい生活」が習慣化してしまうのです。
もちろん、無理は禁物ですが、「できる範囲の家事」をあえて残しておくことは、非常に意味があります。食事の後の食器をシンクまで運んでもらう、洗濯物をたたんでもらう、新聞を取りに行ってもらうという小さな役割の積み重ねが、体と心のリハビリになるのです。
また、家事という「家族の一員としての役割」を持ち続けることは、本人の自己肯定感にもつながります。誰かに世話をされるだけの生活ではなく、「まだ自分も家族の力になっている」と実感できることが、生活意欲の維持にも直結するのです。
8-4.退院後の過ごし方が「その後の人生」を左右する
夫が病院から退院したあと、どのように過ごすかによって、その後の生活の質は大きく変わります。
実は、退院直後の対応次第で「元の生活に戻れるか」「寝たきりになってしまうか」が分かれるといっても過言ではありません。
多くのご家族が、「退院したばかりだから、まだ無理をさせてはいけない」と考えます。
しかし、心配のあまり“過保護”になりすぎると、筋力は驚くほどのスピードで衰えていきます。
歩ける状態だった人が、数週間ただベッドで安静にしていただけで、立ち上がる力すら失ってしまうというのは決して珍しい話ではありません。
こうした事態を防ぐには、「無理をさせ過ぎない」だけでなく、「無理をさせなさ過ぎない」ことが重要です。退院後だからこそ、生活の中に「動く習慣」をしっかり取り戻していく必要があります。
また、夫にできるだけ自立して動いてもらうことは、介護する側の負担を減らすことにもつながります。初期の段階でしっかりと身体を動かし、体力を維持しておけば、将来的に必要な介護の量も少なくて済む可能性が高まるのです。
「退院=回復の終わり」ではなく、「これからの生活の再スタート」と捉えることで、夫の人生だけでなく、家族全体の生活に大きな影響を与えます。
9.在宅でもできる!夫が続けやすいリハビリの工夫
夫の介護を予防するためにリハビリをしたくても、なかなか続かないと悩むことも少なくありません。
ここでは、夫が続けやすいリハビリの工夫を解説します。
9-1.「デイサービス」という言葉を使わない
夫にリハビリを受けてもらいたいときは、「デイサービス」という言葉を使わずに伝えることが大切です。
とくに男性は、「デイサービス=高齢女性が通うレクリエーションの場」といった先入観を持っていることが多いです。折り紙や塗り絵などの活動に「子ども扱いされている」と感じてしまう傾向があり、居心地の悪さを覚える人もいます。
このような状態で無理に通所を促すと、自尊心を傷つけてしまい、リハビリに対する意欲そのものが失われてしまうことがあります。
そこで効果的なのが、「リハビリのための通所」として目的を明確に伝える工夫です。
「歩けるようになるために」「筋力を維持するために」など、通う理由を具体的に伝え、あえて“デイサービス”という言葉を使わずに説明することで、本人も納得しやすくなります。
実際、リハビリに通って身体が軽くなったり、できることが増えたりすると、多くの男性は前向きな気持ちで継続できるようになります。
大切なのは、名称ではなくサービスの中身です。本人が納得できる形で説明し、効果を実感できれば、それが次の通所への動機につながります。
9-2.理学療法士(PT)に自宅に来てもらう
夫がどうしてもデイサービスを嫌がる場合には、まず理学療法士(PT)に一度自宅に来てもらうという選択肢があります。通所への抵抗が強い段階でも、自宅であれば受け入れやすく、リハビリの第一歩として有効です。
とくにリハビリへの意欲が乏しいという段階では、専門職による助言を家庭内で受けることで、本人にも「今必要なリハビリとは何か」を具体的に理解できるきっかけになります。
また、地域によっては理学療法士と連携していないデイサービスも多く、機能訓練が不十分なケースもあります。
もし周りにPTと連携しているデイサービスがない場合は、あえて短時間でも訪問リハビリを導入し、担当PTに評価を依頼する方法があります。評価内容をもとに、デイサービス側の生活相談員やケアマネジャーに働きかけ、今後のリハビリ計画に反映させることが可能です。
ただし、この方法はすべてのPTが実施できるわけではありません。機能評価や連携を丁寧に行えるPTが担当であることが前提となります。
もし担当PTの質に不安がある場合は、PTを交代してもらうことも視野に入れるべきです。必要であれば、訪問リハビリ事業所自体を変更して、「頼れるPT」に出会えるまで複数の選択肢を探ることも重要です。
9-3.目標設定でリハビリが前向きになる
リハビリを続けてもらうためには、「何のために行うのか」という明確な目標を設定することが欠かせません。リハビリそのものを目的にしてしまうと、本人の中で意味を見出せず、モチベーションが続かなくなることが多いです。
例えば「歩けるようになりたい」「体力をつけたい」といった漠然とした目標だけでは、気持ちが折れやすくなります。
しかし、「孫と一緒に動物園に行きたい」「夫婦で昔行った温泉にもう一度行きたい」「自分でトイレに行けるようになりたい」など、具体的で感情に結びついた目標があると、リハビリへの意欲が大きく変わります。
目標には「行きたい場所」「やりたいこと」「取り戻したい日常」など、本人が心から望んでいることを設定するのが理想です。家族も一緒になって「何をしたいか」「何を取り戻したいか」を丁寧に話し合い、その思いを共有しましょう。
実際、「家族ともう一度旅行に行きたい」という想いを原動力に、地道なリハビリを続けて目標を実現した事例は多くあります。リハビリが苦しい日も、「あの景色を見るために頑張ろう」と思えることで、継続の力になります。
9-4.日常生活にセルフリハを組み込む
リハビリを継続するには、特別な時間を作るよりも「日常生活に自然に取り入れる工夫」が重要です。わざわざ時間を確保しようとすると億劫(おっくう)に感じてしまい、継続が難しくなってしまいます。
そのため、リハビリは「何かのついでに行う」ことを前提に、日常の動作に組み込んでいくのが効果的です。以下のように、ように、すでに行っている生活習慣にリハビリを重ねることで、無理なく継続できるようになります。
- 料理を始める前に軽く肩回しをする
- 歯磨きをしながらつま先立ちをする
- 就寝前にベッドの上で腰ひねり運動をする
- テレビを見ながら足を開閉する運動をする
「トレーニングをしなければ」と意気込むよりも、「いつもの動作の延長で体を動かす」くらいの感覚で始めることで、リハビリが生活の一部として定着します。
続けられる形でリハビリを暮らしに組み込むことが、寝たきりを防ぐための第一歩です。
9-5.できたことを一緒に喜ぶことで前向きになれる
リハビリの効果を高めるには、できるようになったことに対して家族が一緒に喜ぶことが非常に重要です。
「今日は自分で靴下が履けた」「ひとりで立ち上がれた」などの些細な変化であっても、周囲からの称賛や共感があると、本人の自信とモチベーションに直結します。
リハビリは一朝一夕で成果が出るものではなく、地道な努力の積み重ねが必要です。その過程で「頑張っても意味がない」「どうせ誰も見ていない」と感じてしまうと、本人の意欲は簡単にしぼんでしまいます。
家族からのポジティブなフィードバックは、本人にとって「また頑張ろう」と思える原動力になります。また、家族との信頼関係や安心感が強まり、「自分はひとりじゃない」と感じられることで、精神的な安定にも効果的です。
夫婦で向き合うリハビリだからこそ、感情の共有を大切にしていきましょう。
10.夫が要介護でない場合は事業対象認定制度を利用する
将来の介護リスクを減らすには、夫がまだ要介護ではない段階から公的制度を活用し、予防的な支援を受けることが重要です。そのために活用できるのが「事業対象者認定制度」です。
事業対象者認定とは、要支援・要介護の認定は受けていないものの、「このままでは要介護状態になる恐れがある」と市町村が判断した人に対して出される認定です。この認定を受けることで、要介護認定を受けていなくても介護予防サービス(地域支援事業)を受けられるようになります。
例えば、介護予防型のリハビリデイサービスに通ったり、栄養・口腔・運動などに関する支援を受けたりすることが可能です。
事業対象者認定を受けるには、お住まいの自治体(市区町村)の窓口で申請が必要です。
要介護認定と違い、医師の意見書を必要とせず、25問程度の簡易な基本チェックリストに回答することで判断されます。
予防の段階からリハビリを受けておくことで、心身の衰えを食い止め、夫婦ともに安心して日常を送れる環境が整います。
要介護になってからでは遅いからこそ、「まだ元気な今」が、介護予防のはじめどきなのです。
11.夫の介護不安はリタポンテに相談ください

夫の介護に不安を感じたとき、早めの相談が未来を大きく変えます。
とくに「寝たきりにさせたくない」「できる限り自立した生活を続けさせたい」と願うなら、リハビリの専門家に相談することが最善の選択肢です。
リタポンテは、介護予防と機能回復に特化したリハビリ専門のデイサービスです。
医療や福祉の知識を持つプロフェッショナルが在籍しており、要介護認定を受けた方はもちろん、「要介護にはまだなっていないけれど体力が心配」「退院後の生活に不安がある」「65歳未満の社会復帰を目指す方」という段階からもご相談いただけます。
私たちは、ただ運動を指導するだけの施設ではありません。
ご本人の状態や目標に合わせて、理学療法士が個別プログラムを作成し、必要に応じて医療関係者やケアマネジャーとの連携も行います。
「また旅行に行きたい」「孫と遊べる体力を取り戻したい」――「自分が自分らしく再発見する場所」そんな思いに応えるリハビリが、ここにはあります。
また、リタポンテではご家族の負担軽減も重視しています。
介護は決して一人で抱えるものではありません。
在宅介護での不安や悩みも、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。
「まだ早いかも」と思っていても、身体の衰えは予想以上に早く進むものです。不安を感じた今こそ、最初の一歩を踏み出す絶好のタイミングです。
夫の介護に不安を感じている際は、まずはお気軽に、リタポンテへご相談ください。